開発コンセプト
アニメーションをつくるのって…大変?
たしかに、1本のテレビアニメをつくるのに何千枚も絵を描くと聞けば、自分も作れるなんてとうてい思えないでしょう。しかしわたしたちのコマ撮りデバイスを使えば、驚くほど簡単にアニメーションを作ることができます。その開発にあたり、とにかく徹底的にアニメーション制作へのハードルを下げることを目指しました。
1分で理解できる
例えば、コマ撮りデバイスを使うと、たった2枚の絵だけでもアニメーションを作ることができます。わたしたちはそれを「2コマアニメ」と名付け、アニメーションの基本を学ぶ入り口として、ワークショップの中でとても重視しています。2コマのアニメであれば、初めての人でも1分足らずで短いアニメーションを作ることができてしまいます。
ワクワクさせる
コマ撮りデバイスは、昔の木製のおもちゃか何かのようだったりして、いったい何をするためのものか、わからない奇妙さがあります。しかしそういうヘンな道具は「これは何だろう?」という好奇心をくすぐります。そして使い方がわかった途端、さっそくそれを自分でも使ってみたくなるはずです。わたしたちは、そんなふうに最初の出会いの瞬間から体験者をワクワクさせられる道具づくりを目指しています。
トライ&エラー
もう一つわたしたちが重視しているのは、失敗してやりなおすことに対する心理的なハードルを下げるということ。そのために、撮影できるコマ数には上限を設け、あえて長い作品は作れないようにしています。限られた制約の中で、トライ&エラーを繰り返しながら、どんどん工夫して面白い表現を探ってみてください!
コマ撮りデバイスの紹介
コマ撮りデバイス開発チーム
- 布山タルト(企画/ディレクション)
- 佐藤忠彦@トリガーデバイス(センサー・デバイス開発/制作管理)
- 遠藤孝則(プログラム開発/サウンドデザイン)
- 井口誠(プログラム開発)
- 櫻木拓也(筐体デザイン原案)