アニマカート

手押し車を押しながら、アニメーションを作る…?全く結びつかなさそうな二つの行為をつないでみたら、こんなに楽しいデバイスが完成しました。その名も「アニマカート!」

絵を描いた紙を床の上にならべ、その上をアニマカートを押しながらゆっくり歩いていきましょう。「カシャ」という音がして、自動的に絵が一枚ずつ撮影されていきます。全部撮り終わったら、再生スイッチを押して、即座にアニメーションを上映!

テレビ画面の中だけではわかりにくいアニメーションの原理も、こうして一枚一枚の絵を床の上にならべて撮影すれば、一目瞭然。子どもたちにもよくわかります。

 

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■作業のながれ

  1.  描く:まずはパラパラ漫画の要領で、A4の紙に少しずつ違った絵を数枚描きます。二枚でもOKです。
  2. ならべる:描いた絵を床にならべます。たくさん描いた人は、ながーくなります。
  3. 撮る:ならべた絵の上を、ゆっくりアニマカートでなぞっていきます。「カシャ、カシャ」というシャッター音がして、一枚一枚の絵が自動的に撮影されていきます。
  4. みる:アニマカートのハンドルについている再生ボタンを押すと、「カタカタカタ…」という再生音とともに、アニメーションが上映されます。

■さまざまなバリエーション

アニマカートは2003年に初期バージョンが開発されて以来、さまざまな改良を重ねてきました。

アニマカート(初期バージョン)

初期のアニマカートはとてもシンプルな仕組みでした。移動距離に応じて撮影されるようになっており、あまり精度は高くなかったために、枚数が増えると撮影範囲がズレてしまうという問題がありました。

アニマカート(現行バージョン)

初期バージョンの問題点を改善した現行バージョンでは、床面にテープなどで黒いフレームをつくり、センサーが検知するしくみになっています。

「アニマトロッコ」

アニマトロッコは、アニマカートのしくみを活かしつつ、レールの上を移動するトロッコのような形をした撮影デバイスです。


「アニマカート」開発チーム

  • 布山タルト(企画/ディレクション)
  • 佐藤忠彦@トリガーデバイス(センサー・デバイス開発/制作管理)
  • 遠藤孝則(プログラム開発/サウンドデザイン)
  • 櫻木拓也(筐体デザイン原案)