▼書籍『12人の作家によるアニメーションの作り方』

「アニメーションは、もともと見るものではなく、作るものなのです。」 (序文より)

今から30年も前の本ですが、今もなお、輝きを失っていないアニメーションを作る喜びに満ちた本です。単なる技法紹介ではなく、12人の作家それぞれがアニメーションの魅力について語り、その本質や多様性についてわかりやすく説いています。古書として入手するか図書館で借りるしかありませんが、是非アニメーションをこれから作りはじめみたいと考えている人に、最初に読んでほしい一冊です。なお、この本のきっかけとなったのは、日本アニメーション協会によるワークショップだそうで、そうした「場」から生まれたエネルギーが本の形として結晶化し、それが30年後の私たちにも力強く訴えかけてくるという事実は、全く素敵なことではありませんか。

12人とは…手塚治虫、古川タク、鈴木伸一、福島治、林静一、島村達雄、川本喜八郎、岡本忠成、亀井武彦、中島興、田名網敬一、相原信洋

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