komakoma.orgのサイトをリニューアルしました

2011年にオープンして以来,なかなか更新できずにいたKOMA KOMAのサイトを思い切ってリニューアルすることにしました.

以前のサイトはIAMASの方にお願いして.とても凝ったものをデザインして頂いたのですが(右図),今回はそれに比べるとずいぶん質素なものです.今後,少しずつ改良してゆければと思っております.

BLOGには,日々のお知らせや「研究リソース」以外のネタを備忘録的に書いていくつもりです.よろしくお願いします.

ワークショップ『ピンポンアニメ』

ピンポンアニメは、「マルからはじまって、マルで終わる」というルールで描く手描きアニメーションです。マルの位置が、左から右、右から左というふうにあらかじめ決められており、出来上がった作品をつなぐとピンポンのように画面を行ったり来たりします。

ピンポンアニメは、もともと杉並アニメーションミュージアム館長の鈴木伸一さんが考案したワークショップです。

必要なもの:
紙(A4コピー用紙など)、濃いめのえんぴつや太めのペン(裏写りしない水性)、基本シート(ピンポンアニメのWebサイト上でテンプレートが公開されています)

手順:

ねらい:

  • 一人一人の作品がつながってみんなの作品になる楽しみ
  • 制約の中で想像力をふくらませて展開を考える試行錯誤

参考Webサイト:

作品例(大学生):

 

ワークショップ『動け!新聞紙』

新聞紙だけを使ってアニメーションをつくってみましょう。新聞紙にはいろんなアイディアのヒントが詰まっております。切り抜いてコラージュするもよし、丸めて立体にするもよし、びりびり破ったりちぎったり、「何をやっちゃってもいい感じ」が新聞紙のいいところです。

必要なもの:新聞紙、はさみ、セロテープ、やわらかい針金(立体のときの芯にする)、糸(立体のとき吊り下げにつかう)、発砲スチロール板(立体を立たせるときに便利)など

作品例:

 

書籍『12人の作家によるアニメーションの作り方』

「アニメーションは、もともと見るものではなく、作るものなのです。」 (序文より)

今から30年も前の本ですが、今もなお、輝きを失っていないアニメーションを作る喜びに満ちた本です。単なる技法紹介ではなく、12人の作家それぞれがアニメーションの魅力について語り、その本質や多様性についてわかりやすく説いています。古書として入手するか図書館で借りるしかありませんが、是非アニメーションをこれから作りはじめみたいと考えている人に、最初に読んでほしい一冊です。なお、この本のきっかけとなったのは、日本アニメーション協会によるワークショップだそうで、そうした「場」から生まれたエネルギーが本の形として結晶化し、それが30年後の私たちにも力強く訴えかけてくるという事実は、全く素敵なことではありませんか。

12人とは…手塚治虫、古川タク、鈴木伸一、福島治、林静一、島村達雄、川本喜八郎、岡本忠成、亀井武彦、中島興、田名網敬一、相原信洋